高級クッションとは、単に値段が高いクッションのことではありません。世界の一流メゾンが手がけた生地、型崩れせず永く使える縫製と仕立て、そしてふっくらとした座り心地を支える中材——この3つが揃ったクッションのことです。ソファや部屋の印象は、クッションひとつで驚くほど変わります。
この記事では、高級クッションと普通のクッションの違い、価格の目安、世界の代表的なファブリックブランド、そして失敗しない選び方を、ホテルにも納品するインテリア専門店の視点で解説します。
高級クッションと普通のクッションの違い

違いは大きく3つあります。第一に、そして最も大きいのが生地です。高級クッションの価格は、実はそのほとんどが生地の価格。カーテンやソファ張地にも使われるインテリアファブリック専業メゾンの生地は、織りの密度、発色、光沢の深みが量販品とはまったく異なり、1メートルあたりの価格も桁が違います。
第二に縫製。縫製技術そのものは日本も海外も大きくは変わりません。差が出るのは「どれだけ手間をかけるか」です。コストを優先した量産縫製に対し、柄の合わせ方、パイピングの精度、ファスナーの始末まで一つひとつ丁寧に仕立てると、美しさと耐久性がまるで違ってきます。当店が海外メゾンの生地をあえて日本国内で縫製しているのは、この「手間をかける仕立て」のためです。
第三に、見落とされがちな中材。海外製のフェザー中材には重く匂いの強いものが、ポリエステル中材にはダマになりやすいものが少なくありません。当店では、細部までこだわり抜く日本ならではの品質で作られた中材を合わせることで、ふっくらとしたシルエットが長持ちするクッションに仕上げています。
価格の目安
世界基準の「高級クッション」の価格帯は、想像より高いかもしれません。海外メゾンの既製品クッションは、ARMANI/CASAで8万円台、BLACK editionでは6万円台から10万円を超えるものまであります。価格のほとんどは生地の価格ですから、これは誇張ではなく、一流ファブリックの実勢です。
当店では、こうした一流メゾンから生地を仕入れ、日本国内で縫製したオリジナルクッションもお作りしています。同じメゾンの生地の質感と品格を、既製品よりずっと手に取りやすい価格で——これが自社縫製という選択の価値です。実際の価格帯は高級クッション一覧でご覧ください。
世界の代表的なファブリックブランド

ARMANI/CASA(アルマーニ/カーザ)——ジョルジオ・アルマーニ氏の美学をインテリアで表現するブランド。控えめな光沢と洗練されたモダンさで、ホテルライクな空間づくりの定番です。ARMANI/CASAについて
FISBA(フィスバ)——スイスの高級ファブリックブランド。世界のホテルや邸宅で愛される、上質で端正なテキスタイルが持ち味です。FISBAについて
Rubelli(ルベリ)——ヴェネツィアの名門テキスタイルメゾン。歌劇場や歴史的建造物も彩る、豪奢で芸術性の高い織物で知られます。ルベリについて
Pierre Frey(ピエールフレイ)——パリの老舗ファブリックメゾン。フレンチエレガンスと大胆な色柄の共存が魅力です。ピエールフレイについて
CASAMANCE(カサマンス)——フランスのインテリアファブリックブランド。洗練された色彩と素材感で、当店のクッションでも人気の高いメゾンです。CASAMANCEの既製品クッション一覧
Designers Guild/Christian Lacroix——英国デザイナーズギルドと、同社が手がけるクリスチャン・ラクロワのホームコレクション。色彩の豊かさで空間の主役になります。Designers Guildの既製品一覧
失敗しない選び方——3ステップ

ステップ1: 部屋のテイストを決める。ホテルライクなら光沢のあるベルベットやジャカード、ナチュラルならリネンやブークレ、和モダンなら西陣織——生地の質感がテイストを決めます。
ステップ2: 色を選ぶ。ソファと同系色でまとめるか、差し色で引き締めるか。色から探すページで比較すると選びやすくなります。
ステップ3: サイズと数を決める。3人掛けソファなら45cm角を2〜3個+手前に横長クッション1個が黄金比。詳しくはソファのクッションの置き方で解説しています。
大切な方への贈り物にも
高級クッションは、新居祝いや結婚祝い、両親へのプレゼントとしても選ばれています。「自分ではなかなか買わないが、もらうと嬉しい」価格帯であることが、ギフトに向く理由です。当店ではクッション商品のギフト包装を承っています。
よくあるご質問
Q. カバーだけ買った場合、中材はどうすればいいですか?
A. カバー単品の商品は、商品ページのプルダウンから中材(ヌードクッション)の有無・種類をお選びいただけます。
Q. ギフト包装はできますか?
A. はい、クッション商品は承っております。ご注文時にご指定ください。
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この記事は、2013年創業・東京南麻布のインテリア専門店 HOUSE OF JAPAN が執筆しています。ホテルや商業施設へのソフトファニシング納品、映画・ドラマへの美術協力の経験をもとに、ご家庭でも活きる選び方をお伝えしました。













